スタートガイド

このガイドは、クラウドAPIを使用して最初のメッセージを送受信するのに役立ちます。Webhooksを構成する方法も学習し、サンプルアプリで使用します。

このガイドは、自分用または自分の組織のためにアプリを開発している開発者向けです。他のビジネスが使用するアプリを開発する場合は、ソリューションプロバイダーをお読みください。

開始する前に

以下の情報が必要です。

ステップ1: WhatsApp製品をアプリに追加する

新しいアプリを作成した場合は、アプリに製品を追加するよう促すプロンプトが表示されます。下にスクロールし、[WhatsApp][設定]を選択します。それ以外の場合は、[マイアプリ]画面からアプリを選択し、同じ手順に従ってアプリにWhatsApp製品を追加することができます。

ビジネスポートフォリオがすでにある場合は、ビジネスポートフォリオの添付を促すプロンプトが表示されます。ビジネスポートフォリオがない場合は、その作成と添付をサポートするいくつかのプロンプトが表示されます。

WhatsApp製品をアプリに追加し、ビジネスポートフォリオを添付すると、次のことができます。

  • 無料テストメッセージを自分に送信するために使用できるテスト用WhatsApp Businessアカウント(「WABA」)を作成します。
  • テスト用ビジネス電話番号を作成し、WABAと関連付けます。この番号を使って、最大5つの受信者の電話番号に無料メッセージを送信することができます。
  • 事前承認されている「hello world」テンプレートを作成します。

ステップ2: アクセストークンを生成する

アプリダッシュボードの左側のメニューで、[WhatsApp] > [API設定]に移動し、青い[アクセストークンの生成]ボタンをクリックします。ユーザーアクセストークンを生成するフローを完了してください。通常は、システムトークンまたはビジネストークンを使用しますが、これらの手順ではユーザートークンで十分です。

ステップ3: 宛先番号を追加する

テストメッセージを送信できる有効なWhatsApp番号を追加します。[メッセージの送受信][宛先]フィールドを選択し、[電話番号リストの管理]を選択します。

有効なWhatsApp番号を宛先として追加できます。宛先の番号は、番号の確認に使用できる確認コードをWhatsAppで受け取ります。

宛先番号を確認したら、[宛先]フィールドでその宛先番号が選択されている状態になるはずです。別の宛先を追加する(合計5人まで)場合は、このプロセスを繰り返します。

ステップ4: テストメッセージを送信する

事前承認されているhello_worldテンプレートメッセージを、選択した宛先番号に送信します。

[WhatsApp] > [API設定]パネルで次のことを行います。

  1. 自分のテスト電話番号が [差出人]フィールドで選択されていることを確認します。
  2. メッセージを送りたい宛先の電話番号が[宛先]フィールドで選択されていることを確認します。複数の番号を追加すると、複数のメッセージを一度に送信できます。
  3. [APIを使用してメッセージを送信]パネルで、[メッセージを送信]ボタンをクリックします。

または、cURLコマンドをコピーして、新しいターミナルウィンドウに貼り付けて実行することもできます。

このコードは、テンプレートメッセージ(”type”:”template”)を送信していること、また使用する具体的なテンプレート(”name”:”hello_world”)を特定していることを示しています。

ステップ5: サンプルアプリのクローンを作成し、Webhooksを構成する

Webhooksを利用すると、特定のオブジェクトに加えられる変更のHTTP通知をリアルタイムで受け取ることができます。WhatsAppでは、Webhooksを利用して、メッセージ配信や既読通知、さらにはアカウントの変更など、アプリ内の多くのイベントを通知できます。

Webhooksの内容を確認するには、コールバックURLを追加します。WebhooksテストのコールバックURLのサンプルのガイダンスに従ってサンプルアプリのクローンを作成します。このアプリが、Webhooks通知を受け入れ、画面上にJSONペイロードを表示します。

Webhooksが設定されたら、テンプレートメッセージを再送信し、それに返信します。メッセージの送信、配信、既読通知、受信メッセージの内容という4つのWebhooks通知がそれぞれ表示されます。

ステップ6: (任意)実際のビジネス電話番号を追加する

テスト用ビジネス電話番号とテスト用WABAを使って、アプリケーションの開発を始めることができます。これらのテストアセットを使用している間は、アプリの開発中のメッセージ送信の料金を支払う必要はありません。

顧客にメッセージを送信する準備ができたら、 [API設定]パネルに実際のビジネス電話番号を追加し、実際のWABAを作成できます。